入れ歯・義歯のQ&A

入れ歯・義歯治療についてのよくある質問

Q.保険の入れ歯はどのくらいの期間で作れるのですか？

A.通常、保険診療の入れ歯は2～3回の通院で作成できます。最初に型取りを行い、次に試適（仮合わせ）をして、最終的にお口の中に入れる調整をして完成します。入れ歯を作るうえで抜歯が必要な場合などによって完成までの期間が長くなる場合があります。

Q.入れ歯が壊れたらどうすればいいですか？

A.入れ歯が破損した場合は、破損の大きさに応じてどうすればよいかが変わっていきますが、基本的にはまず歯医者にお持ちいただくようにお願いいたします。入れ歯の一部か欠けた場合や、金具の部分が曲がってしまったなど、修復が容易な場合はその場で修復して返却できることが多いです。大きく変形して元に戻る見込みがなかったり、大きく割れてしまっている場合は再製作が必要になることが多いです。/dd>

Q.昔作った入れ歯が合わなくなってきている気がします。どうすればよいですか？

A.入れ歯を作った後にフィット感が悪くなることはよく起こります。これは歯を失った影響で少しずつ顎の骨が少なくなったり歯茎の形状が変わることで、入れ歯の形とのズレが生まれるためです。装着に違和感がある入れ歯を使い続けると食事に影響が出たり、口腔内に炎症を起こす場合もあるため、歯科医院を受診するようにしましょう。保険診療の入れ歯は短期間での作り直しはできませんが、6ヶ月以上前に作製した入れ歯であれば再製作することができるため、お気軽にお申し付けください。

Q.入れ歯安定剤は使ってもよいですか？

A.入れ歯安定剤を補助的に使う事は効果的ですが、大幅に合わないと感じている入れ歯を無理やり安定させるために利用する事は控えましょう。入れ歯の装着感に大きな違和感がある場合は、迷わず歯科医院で診てもらうようにしましょう。また、長期間にわたる安定剤の利用は、入れ歯への付着の取り残しや歯茎が痩せていくなどの悪影響の可能性もあるので、定期的な歯医者でのメインテナンスでちぇっくしてもらうようにしましょう。

Q.入れ歯をつけたまま眠っても問題ありませんか？

A.基本的には就寝時には入れ歯を外すことをおすすめしています。これは、長時間入れ歯を装着したままにしておくと歯茎やお口の中の粘膜に負担がかかり、血流が悪くなってしまうためです。睡眠中に入れ歯を外すことで粘膜を休ませることができ、健康な状態を保つことにつながります。また、入れ歯を装着したまま就寝するとお口の中の清潔が保ちにくくなり、細菌が増殖して口内炎や感染の原因になることもあります。そのため、毎日のメインテナンスと合わせて入れ歯を外してお口をしっかり休める時間をつくることが大切です。

Q.入れ歯とインプラントはどちらが良いですか？

A.入れ歯とインプラントにはそれぞれにメリットとデメリットがあり、どちらが良いかは患者様のお口の状態やご希望によって変わります。入れ歯は保険診療も可能で比較的費用を抑えられ、短期間で作製できるのが利点ですが、装着時の違和感や噛む力の弱さ、見た目の問題が出ることもあります。一方、インプラントは天然の歯に近い噛み心地や見た目を得られ、周囲の歯に負担をかけずに治療できるのが大きな特徴ですが、外科手術が必要で自費診療となるため高額になり、全身の健康状態や骨の量によっては適応できない場合もあります。どちらも手術後のメインテナンスは必ず必要になるため、ご自身のライフスタイルや希望に合わせて考えていく必要があります。