歯科口腔外科のQ&A

歯科口腔外科分野の治療についてのよくある質問

Q.歯科口腔外科の治療を受けたいのですが、受診に必要なものはありますか？

A.歯科口腔外科分野の治療でも、普段の歯科医院での治療と同じようにご予約・ご来院ください。特別に必要なものはございません。抜歯やインプラント治療を希望される場合は、健康でゆとりのある治療期間が必要になるため、大きなイベントやすぐに当院に来院できない予定が無い期間の近くで治療を考えていただければ、スムーズな治療の進行が可能になります。

Q.抜歯する時の痛みが心配です。どのような配慮がありますか？

A.当院では、抜歯の際に注射による局所麻酔をしっかり効かせてから処置を行いますので、ご安心ください。麻酔が不十分な場合は、遠慮なくお知らせいただければ追加の麻酔で対応いたします。また、処置後の痛みには、痛み止めや抗生物質などを処方して、しっかりとフォローいたします。

Q.治りの遅い口内炎があります。治療していただくことはできますか？

A.治りの遅い口内炎がある場合も、当院で診察・治療を行うことができます。口内炎の多くは1～2週間ほどで自然に治りますが、なかなか治らない場合や繰り返しできる場合には、カンジダ感染やビタミン不足、全身疾患などが関係していることもあります。まずは口腔内を拝見し、必要に応じて塗り薬や飲み薬を用いた治療を行いますので、気になる症状が続いているようでしたら一度ご相談ください。

Q.血液をサラサラにする薬を飲んでいますが、親知らずの抜歯はできますか？

A.血液をサラサラにする薬（抗血小板薬や抗凝固薬）を服用されていても、ほとんどの場合は親知らずの抜歯は可能です。ただし、出血が止まりにくくなる可能性があるため、薬を処方された主治医に抜歯の希望を伝えて、安全に治療できるかを確認する必要があります。抜歯時はガーゼによる圧迫止血や止血剤を使って、出血をコントロールしながら処置させていただきます。

Q.インプラント治療を保険適用でやっていただけますか？

A.結論としては当院でのインプラントの保険適用はできず、他の歯医者でも難しいと言えます。保険が適用されるインプラント治療には、いくつかの厳しい条件があり、たとえば「先天的な疾患や顎の骨の欠損で、通常の入れ歯やブリッジが使えない場合」や「事故・病気によって顎の骨を大きく損傷し、インプラントでなければ口腔機能が回復できない場合」、さらに「大学病院などの指定医療機関で治療を受けること」などが挙げられます。そのため、当院では保険適用のインプラント治療には対応しておらず、受け入れ可能な病院でも虫歯や歯周病によって抜けた歯のインプラント治療は行なってくれません。先天的な病気や不慮の事故による外傷がない限り、自由診療によるインプラント治療の選択肢しかないことがほとんどです。費用はかかりますが、インプラント治療は入れ歯やブリッジと比較して自然な噛み心地を実現できる治療です。ご興味のある方はお気軽にご相談ください。