ボツリヌス(ボトックス)とは、ボツリヌス菌(Clostridium botulinum)という細菌が作り出す天然のタンパク質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする医薬品のことを指します。ボツリヌストキシンには毒性がありますが、その毒性をごく微量・精密に調整して医療用に応用したものが、「ボトックス(Botox)」や「ボツリヌストキシン製剤」と呼ばれています。
ボツリヌスは、神経から筋肉への「収縮の指令」を一時的にブロックする作用があります。これにより、過度に緊張している筋肉をゆるめたり、筋肉の動きをコントロールすることができます。
ボトックス注射は、美容分野では小顔治療などで広く知られていますが、歯科では主に咬筋(噛むときに使う筋肉)をゆるめる事で、過剰な噛む力を抑える目的で使用されています。「ボツリヌストキシン」を筋肉に注射することで、筋肉の緊張を一時的に緩和し、歯ぎしりや食いしばりによる顎や歯への負担を軽減します。これにより、歯の摩耗や顎の痛みなどを防ぐ効果が期待できます。
ボトックスは美容外科や眼科などの医療分野でも使用されており、美容面だけでなく医療的にも安全性と効果が認められている治療法です。
歯ぎしりや食いしばりは、筋肉の違和感や顎関節症・歯の破損に繋がる癖ですが、病気ではないため根本的な治療方法がない事が問題になることが多いです。咬筋ボツリヌス療法によって顎の筋肉の力を緩和させ、歯ぎしり・食いしばりによって引き起こる症状を解消する事ができます。
セラミックの詰め物・被せ物やインプラントは見た目も美しく機能的である一方、強い咬合力で破損してしまうリスクがあります。自由診療の歯を長持ちさせるためにも、顎の力を弱めることで治療歯の寿命を伸ばしつつ、歯ぎしりや食いしばりなどの影響も緩和させることができます。
ボツリヌス(ボトックス)注射は安全性の高い治療ですが、すべての人に適応できるわけではありません。体質や既往症、服用中の薬剤によっては副作用のリスクが高まるため、事前の問診と歯科医師による判断が非常に重要です。
特に、妊婦の方はお腹の中の赤ちゃんに影響が及ぶ可能性があるため、基本的に利用する事はできません。そのほかにも、ごくまれにボツリヌスに対してアレルギーがある方もおられるため、事前診断が重要になります。
ボツリヌス治療は、顎の筋肉に対して注射を行うため「チクッ」とする程度の軽度な痛みがあります。しかしながら、極細の注射針を利用するため、大きな痛みもなく、比較的痛みの少ない治療といえます。
歯科医院で取り扱われる咬筋ボツリヌス療法は自由診療になるため、保険診療の範囲で受けることはできません。また、美容医療のように小顔治療などを目的に行われる治療ではなく、あくまでも咬筋の緩和に対して行う治療であることには注意する必要があります。
片顎1CCずつ、両顎2CC(保険適用なし)
1回の施術費用 30,000円(税込33,000円)
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| 診療開始 | 9:30 | 9:30 | 休診 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
| 診療終了 | 18:30 | 18:30 | 休診 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
休診日:日曜・祝日 ※日曜・祝日診療は下記診療カレンダーをご覧下さい。
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